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ログのつらなり

NHK BS premium - The Covers 年間10選

年末ということで、撮り貯めていたレコーダー内の HDD も大掃除。
しかし、ただ消すだけでは惜しいというか勿体ないので、カバー曲好きの自分が特に心に残った『NHK BS プレミアムで放送された "The Covers" で今年良かった演奏ベスト10』でも書きとめておくことにします。
www4.nhk.or.jp

■10位
銀河鉄道999 / ゴダイゴ岸谷香
youtu.be
原曲よりちょっとスローなテンポながらも、歳を取ってもポジティブなこの人の歌い方と曲の内容が意外とマッチしてたように思う。
バックのドラムは玉田豊夢で、元気よく叩いていて好感が持てた。

■9位
『夏のお嬢さん / 榊原郁恵』怒髪天
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1回観たら忘れないインパクトがあるにもかかわらず、実際は妙に耳になじむというか、そんなに違和感なく受け入れられるのが不思議。
しかし元曲の "Icecream" と "I scream" が掛っているところは何度聴いても凄い歌詞だと思う。

■8位
『スローバラード / RC サクセション』渋谷すばる
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NHK で、キヨシローの曲を、ジャニーズの人が歌うってのだけで色々とスゴい気がするが、これがまたなかなか説得力のある迫り方をしてきて、後半に行くにつれ徐々にグッとくる。
バックバンドの Key.笹路正徳, Ba.美久月千晴, As.本田雅人っていう陣容もスゴい。

■7位
勝手にしやがれ / 沢田研二田島貴男
youtu.be
この放送回で次に演った "プレイバック PartⅡ" とあわせて、あまりにもイメージそのまんまなんだけど、ある意味期待を裏切らずにキッチリ演ってくれたのが嬉しい。
ホーン隊の西部警察的なアレンジも昭和的で気分が盛り上がる。

■6位
『おんな港町 / 八代亜紀畠山美由紀
この方はそもそもカバー曲で CD を出している割合が高くて、普段はもっと Jazz 寄りなレパートリーのイメージがあったのだけど、この放送回では研ナオコ(かもめはかもめ)、布施明(シクラメンのかほり)ときて、最後にこの"おんな港町"という純和食な内容。
しかしながら内容は肚の据わった歌いっぷりで、さすがに安心して視れるものだった。

■5位
喝采 / ちあきなおみ平原綾香
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この曲を選ぶ時点でちょっとズルいというか...曲の強さがどうしても勝ってしまうのだけど、ある意味自分を殺したというか、意外にもオリジナルを尊重した歌いこなし。
バックでは彼女の実父(平原まこと)がこの O/A 1回でテナー, アルト, ソプラノの全部を持ちかえて吹くという全力サポートw
あと Dr.が則竹裕之だったのにはびっくりした。テクニカルとは反対のドラミングである意味新鮮だった。

■4位
『つぐない / テレサテン』一青窈
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この人は女優的というか、劇画調な曲を芝居がかって歌うところに魅力があるのだろうけど、カバー番組ということで本当に遠慮なくハマる選曲を余所から持ってきて、これまたちょっとズルいの一言。
ただし次に持ってきた、ちあきなおみの『夜へ急ぐ人』は、さすがに原曲が重たすぎるというか、その凄みまでには迫れず、物足りなかったような...。

■3位
『順子 / 長渕剛平井堅
どうしても暑苦しく汗臭いイメージのある長渕だけど、意外なほどリリカルな昔の名曲を、ソース顔の彼がしっとりとカバー。
ギターの古川昌義の演奏(特にハーモニクスの部分)がキレッキレで鳥肌が立った。

■2位
『晩夏 / 荒井由美秦基博
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いろんな色の名前が出てくるカラフルな歌詞の内容にもかかわらず、アコギ1本、テンション少なめの素朴なアレンジでも、彩度の落ちた夏の長い夕方の情景がしっかりと伝わってくる良い演奏。
武部聡志が『合うはず』と彼にカバーを推薦したとのことだが、まさにドンピシャ。

■1位
『夢芝居 / 梅沢富美男森山直太朗
直太朗が悪ノリして、鼻の穴おっぴろげて歌いあげてるのが楽しい!
7月放送なのに紅白歌合戦さながらのセットで、放送局側もきっと楽しんでるのがなんとなく伝わってくるのが微笑ましい。
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こうやって整理してみると、半分以上は YouTube に残っているのね。
これで安心して HDD から消去できますw